◇男子ハーフパイプ札幌大会(8日、札幌市ばんけいスキー場)

 ハーフパイプ第6戦の決勝が降雪のため中止となり、6日に実施された予選の得点で順位が決まった。男子は、札幌市出身でミラノ・コルティナ五輪銅メダルの山田琉聖(19)=チームJWSC=が3位に入り、地元で表彰台に上がった。

同五輪金メダルの戸塚優斗(24)=ヨネックス=、女子は同銅メダルの小野光希(22)=バートン=が今季W杯2勝目を挙げた。

 1387人の観客が詰めかけた会場にため息が漏れた。天候の回復を待ったが、雪が降り止まず当初開始予定から約2時間後に中止が発表された。予選で85・50点をマークしていた山田は今季2度目の表彰台が確定し、「3位に終わったのは悔しいけれど、自分なりの滑りはできた」とうなずいた。

 2016年に同会場で開催された前回の国内W杯は、観客に交じって一流選手の演技を見つめていた。それから10年が経過し、世界を代表するスノーボーダーとして慣れ親しんだ舞台に凱旋(がいせん)した。決勝は中止になったものの、初めて経験する地元開催のW杯を終え、「いつも滑っているスキー場に(戸塚)優斗君とか(平野)流佳君とかもいて、いつものばんけいじゃない感じ。すごく特別な時間」と感慨深げに振り返った。

 W杯最終戦は欠場するため、今季の残り試合は直近で勝利を挙げている「ザ・スノーリーグ」の1戦のみ。19歳の道産子は「前回優勝できたので、次も狙っていきたい」と同リーグ2連勝で充実のシーズンを締めくくるつもりだ。(島山 知房)

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