女優の吉永小百合(80)が8日、長崎・新上五島町の石油備蓄記念会館で約870人を集め、映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督)の上映会を行い、舞台あいさつした。

 五島列島は2004年「福江中央シネマ」閉館以降、常設の映画館はない。

吉永は11年に五島を訪れて以降、島のファンになり、地域活性事業「五島の椿プロジェクト」のサポーターも務めている。吉永はかねてより「映画はスクリーンで見てほしい」と語っており、自身主演の新作上映に至った。同地での上映会と舞台あいさつは23年「こんにちは、母さん」(山田洋次監督)以来、3年ぶり。

 吉永は「大変嬉しく、大勢の皆様に来ていただいて幸せです。初めて五島列島で福江の方で港に行ったんです。3月で紙テープで学生さんたちとかいろいろな方がお別れをしていまして、今までこちらでお勤めしていた学校の先生が長崎の方に帰られるとか、また学生さんが中学まで五島で勉強して、高校は本土の方に行くと聞きました」と振り返る。

 そして「そこで“お仕事”できたら、もっともっと五島がいいところになると思ったので、サポーターをやらせてくださいと参加させていただきました。また皆様に映画を見ていただく機会があるよう、元気でがんばって参りたいと思います」などと語った。

 〇…この日、吉永は同作で主演女優賞を受賞していた「おおさかシネマフェスティバル2026」に現地からサプライズでリモート出演した。「せっかくすばらしい賞をいただいたのに申し訳ありません。飛びっきりうれしい。感謝の思いでいっぱいです」とあいさつ。

監督賞は阪本監督が受賞した。

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