◆オープン戦 阪神2―3巨人(8日・甲子園

 阪神の育成・嶋村麟士朗捕手が、“マン振り”で支配下昇格へアピールした。2点を追う8回1死、フルカウントから138キロのカットボールを豪快にはじき返してプロ1号。

「三振OKくらいの気持ちで当てに行かずに、全力でマン振りでいこうと思った結果です」。6日・ソフトバンク戦(甲子園)では甲子園初安打を記録し、波に乗る男がこの日もバットで結果を残した。

 藤川監督の母校・高知商出身で、四国IL・高知を経て、24年の育成ドラフト2位で指名された。今年の春季キャンプでは主力中心の宜野座組に参加。ここまで行われたオープン戦全6試合に出場し、打率は驚異の5割4分5厘。「球場がどこであろうと、お客さんがどれだけ入っていようとやるべきことをやる。それが出ているのかな」と手応えを感じている。

 支配下登録は残り5枠。開幕マスクに内定している坂本に加え、トレード移籍で経験豊富な伏見が加入した。捕手勢は充実している中でも「(坂本)誠志郎さんがWBCから帰ってきても『嶋村を使いたい』と首脳陣の方々に思ってもらえるようなキャッチャーになりたい」と闘志を燃やした。「もっとアピールしていかないといけないし、守備でも打撃でも、まだまだ課題も多いので、そこをどんどん克服していく」。必要不可欠な戦力へ、若虎が成長をとげる。

(藤田 芽生)

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