◇大相撲春場所初日(8日、エディオンアリーナ大阪)

 西前頭7枚目・伯乃富士(伊勢ケ浜)は東前頭7枚目・欧勝馬(鳴戸)にはたき込みで敗れた。土俵に落ちた際、先場所を途中休場する要因となった左足を押さえて苦悶(くもん)の表情を浮かべる場面もあった。

支度部屋では左足の状態について「まだ分からない。痛みが出たけど、そこまでじゃない」と説明。物言いの末の黒星発進には「負けました。そんな感じです」と言葉少なだった。

 場所前は左足の治療のため、大阪入りが遅れた。6日に入り、7日に稽古場に合流。「関取衆と胸を合わせることができなくて、足のリハビリとできるトレーニングをしていた」。ぶっつけ本番だったが、土俵に上がることを選択した。

 2月下旬には師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)から暴行を受け、日本相撲協会の聴取を受けたことも明らかとなった。伯乃富士は「ご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ないという気持ち」と騒動について謝罪。前日には協会から今場所の休場措置が取られた師匠と「今までやってきた、相手を起こして前に攻める相撲をやりきるという話をした」と明かした。心身の状態が心配される中で、22歳が覚悟の土俵を戦っている。

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