プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(31)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2026」の2日目公演が8日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで行われた。

 11日で東日本大震災から15年になる。

羽生さんはオープニングで「言葉も、国境も、地区も、地方も超えて、話さなくても、手を取り合わなくても。みんなが復興を頑張ってきたように、今もまだ頑張っているように、つながりを、絆を感じられるよう、僕たち一人一人が皆さんの星となって、希望となって演技を届けていきます」と語りかけた。

 坂本龍一さんが東日本大震災の被災地の若者と立ち上げた東北ユースオーケストラと共演。「Happy End」、「八重の桜」の2つの新演目を今回のショーで披露している。「notte stellata」、「希望の歌」を含む計4演目を滑り、カーテンコールの「Etude」で締めた。

 フィナーレで再びマイクを握った。「3・11から15年という時がたとうとしています。僕は3・11の時、本当に絶望とかいろんなことを感じました。この先どうなっていくのかわからないということもたくさんありました。実際に復興が進んでいる地区もたくさんあります。3・11からまた新たに災害に遭われたところも復興が進んでいたり、また新たに傷がついてしまったり、いろんなことがずっとずっと繰り返し繰り返し起きています。そんな苦しみと、再興とそんな世界の中で、僕たちはその苦しみに少しでも、ちょっとでも幸せや元気や前に向こうっていうきっかけになれるように、そして復興、再興しているところには進んでいこうっていう、後ろから背中を押していけるように、そんなきっかけになれたらいいなと思って滑りました」と語った。

 「本当に15年ってあっという間のような感じがしますし、逆に、すごくすごく長かったな、大変だったなという気持ちもあります。皆さんにとっての15年、そして皆さんにとっての苦しいこと、災害に遭われた方もいらっしゃると思います。そういう中で、僕らの演技がちょっとでもきっかけになれるように祈っております。本日はどうもありがとうございました。どうか今日の健康を、今日の命を大切に過ごしてください」と思いを込めた。

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