◆WBC 1次ラウンドC組 日本4―3オーストラリア(8日・東京ドーム)

 試合前に韓国が敗れたことで、日本の準々決勝進出は決まっていた。しかし、日本の目標は、あくまで7戦全勝で世界一になることだ。

そのために、まだまだチーム全体の状態を上げていくことが必要。その中で調子の悪い選手の見極めと起用法の変更も、首脳陣にとっては重要な仕事になる。

 吉田の一発で逆転勝ちを収めたが、心配なのは3試合12打数でヒットがない近藤。この日、井端監督は近藤を3番に入れた。これは大谷の後ろの2番を外すという意味。ホームランの後の少々異様なムードであったり、常に走者がいる場面で打席に入っていた状況を変える。いろんなことを考えず、打つことに専念させたいという気持ちからだ。

 しかし、1打席目の空振り三振といい、2、3打席目の中飛もタイミングが合っておらず、8回には代打も送られた。近藤ほどの打者でも、早く結果を出さなければと思うのだろう。いい状態とは言えない。

 本当の勝負どころである準々決勝以降に向けて、近藤の復活を待つのか。あるいはスタメンを外すという決断をするのか。

外すとすれば右翼には佐藤という布陣になるだろう。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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