大相撲春場所2日目(9日、エディオンアリーナ大阪)

 初の綱取りに挑む大関・安青錦(安治川)が苦手にしている力士の一人が義ノ富士(伊勢ケ浜)だ。幕下時代を含めて過去の対戦は1勝3敗。

先場所は苦し紛れの首投げで白星をもぎ取った。苦戦の原因は立ち合いにある。義ノ富士の馬力に圧倒され、生命線の低い体勢が崩されてしまった。受け身の立ち合いではなく、攻めの立ち合いが白星への近道といえるだろう。

 横綱・大の里(二所ノ関)の初日は悪い癖が出てしまった。右が差せないとすぐに引いてしまう。先代の尾車親方(元大関・琴風)はこれを“毒まんじゅう”と表現している。昨年の九州場所で左肩を痛めてから、立ち合いの当たりが弱くなったと指摘する声もある。相手は勢いのある新小結・熱海富士(伊勢ケ浜)。当たり負けると再び悪い癖を露呈する可能性もある。

 番付を自己最高位の前頭2枚目まで上げた藤ノ川(伊勢ノ海)がベテランの実力者、高安に挑む。初日は霧島に力負けしたが、藤ノ川には圧倒的な稽古量という裏付けがある。

初顔でどんな相撲を取るのか楽しみだ。

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