柔道男子60キロ級で2021年東京五輪金メダリストの高藤直寿が9日、所属先のパーク24本社(東京・品川区)で会見し、「柔道選手として一区切りをつけたことをご報告します」と現役引退を表明した。黒のスーツにえんじ色のネクタイを締め、すがすがしい顔つき。

パーク24柔道部の吉田秀彦総監督、海老沼聖同男子監督も同席した。

 6歳で柔道を始め、東海大相模高3年の2011年に世界ジュニア選手権で優勝した。東海大に進み、卒業後の16年からパーク24に所属。同年夏のリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得。21年東京五輪では自国開催の大きな重圧の中、優勝を公言しながら、一瞬の隙を突かれて3位に終わったリオ五輪の悔しさをぶつけ、同大会の日本選手団最初の金メダルに輝き、勢いをもたらした。

 今後はパーク24の男子コーチと、女子のアドバイザーを務める。

 ◆高藤 直寿(たかとう・なおひさ)1993年5月30日、栃木・下野市生まれ。32歳。6歳で野木町柔道クラブで柔道を始める。神奈川・東海大相模高3年の2011年に世界ジュニア選手権優勝。6歳で始め、小中高と世代の全国大会を制覇。東海大相模高3年の11年に世界ジュニアV。

東海大を卒業後の16年からパーク24所属。同年リオ五輪銅メダル。世界選手権は13、17、18年に金、14年は銅。21年東京五輪金。得意は小内刈り。160センチ。血液型AB。

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