◆第21回大田区長杯 ▽決勝 江戸川南ボーイズ5―4志村ボーイズ(3月1日、大田スタジアム)

 第56回春季全国大会(今月26~31日・大田スタジアムほか)東京都東支部予選を兼ね決勝を行い、江戸川南ボーイズが5―4で志村ボーイズを下し優勝。6年ぶり2度目の全国大会出場を決めた。

猛反撃を受けた最終回を5番手の新里虎大朗(2年)が2者連続三振でしのいだ。試合後に全国大会の抽選が行われ、1回戦で東海中央ボーイズ(愛知中央)との対戦が決まった。

 7回裏、3点リードの1死満塁で登板した新里が、2点適時打と四球を与え再び満塁の大ピンチを招く。もう後がない。絶体絶命のヒリヒリする状況で、右腕が開き直る。ド直球で2者連続三振で退けると、歓喜の江戸川南ナインはマウンドで体をぶつけ合った。「真っすぐに自信があったので、最後は押し込もうと」と自分を信じた新里。坂本直之監督(47)は「接戦になると思っていましたが、新里ならば」とホッと息を吐いた。

 6年前に初出場を決めたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国大会が中止。当時メンバーだったのが、新里の兄・塁さん(国士舘大2年)だ。「兄から『絶対勝てよ』とLINEが来たんです」と約束を果たし笑顔。今大会の初戦、準々決勝も締めた右腕は、走者を残し託した鈴木晴太主将(2年)の「最後は信じていました」という期待にしっかり応えてみせた。

 浮かない顔なのがエース左腕・不破一勇稀(いゆき、2年)だ。4回途中まで無失点で、その後は継投。「自分がちゃんと投げていればズバッと勝てた」と自らを戒めた。全国大会の最高成績はベスト16だが「8強には行きたいです」と坂本監督。まずは3年前の春、そして昨夏と全国制覇した東海中央に挑む。

 ◇江戸川南ボーイズ 2007年に創部。千葉・八街市内に専用グラウンドと室内練習場、東京・西葛西にトレーニングジムを完備。春季全国大会2度、夏の選手権大会3度、ジャイアンツカップ2度出場。卒団生に24年ロッテドラフト4位の坂井遼投手らがいる。

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