エストニア・タリンで行われたフィギュアスケート世界ジュニア選手権の女子シングルで、全種目を通じて史上初となる4連覇を達成した島田麻央(17)=木下グループ=が9日、帰国した。関西空港で取材に応じ「4連覇というより、今できる最大限のことをやろうと思っていたが、4回とも世界ジュニアから金メダルを持って帰ることができて本当にうれしい」とジュニア最後の大会を笑顔で振り返った。

 ショートプログラムで首位発進を決めた後、38・5度を超える発熱に見舞われた。フリーの前日はベッドに寝たきりの状態で練習をパス。棄権も考えたが、当日朝に熱が下がったことや周囲の励ましもあり出場を決断した。大技の4回転トウループを回避するなど演技構成を変更して臨み、ジュニア4シーズン無敗を守り切った。「最初のスピンで失敗するくらい体力的にしんどかったけど、フリーのプログラムはたくさん練習していたので、何とか最後まで滑り切れた。練習の成果が出たかな」と達成感をにじませた。

 同学年の中井亜美(17)=TOKIOインカラミ=が銅メダルを獲得したミラノ・コルティナ五輪は年齢制限で出場できなかった。来季は満を持してシニアの舞台へ上がる。21歳で迎える4年後のフランス・アルプス五輪の金メダルを見据えるエース候補は「今まで出たことない試合しかないと思うので、(不安より)楽しみな気持ちの方が大きい」と話した。

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