東京都スポーツ推進本部は9日、報道各社に文書を送付し、先月13日にプレス発表され、俳優・歌手の香取慎吾がパラアスリートを激励するためにデザインした「“応援のチカラ”プロジェクトのメッセージ・アート」について発表内容に不備があったことを公表し謝罪した。

 「“応援のチカラ”アート」は、香取が都立墨東特別支援学校の児童・生徒が描いた「応援のタネ」(アートの素材)を基にコラージュし完成させたもの。

香取はプレス発表会で、「子どもたちが今回のパラリンピックに向けて応援の気持ちで描いてくれたもの。描いてくれた子どもたち、一人残さず全員分入ってます」と語っていた。だが実際は制作過程で「事業者から、一部の作品が香取慎吾さんに引き渡されないまま、制作が行われ、発表するに至りました」と公表した。

 スポーツ推進本部によると、「委託事業者において、アートの制作にあたり提供すべき児童・生徒の作品について、事前の内容及び数量の確認が不足していたことによるものです」と原因を分析。「制作者である香取慎吾さんにご説明したところ、反映されていなかった児童・生徒の作品を含めて、あらためてコラージュ制作していただくとのお申し出をいただきました。この度、その作品が完成しましたので、お知らせさせていただきます」と新たなアート作品を作り直したという。

 「応援パラ火」とタイトルをつけたアートはステッカーが制作され、関係者に配布されていた。「本プロジェクトにご協力いただいた児童・生徒の皆様に対しましては、新たなステッカーを作成し、配布をさせていただきます。ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会日本代表選手へのお渡し方法については、関係団体の意向を踏まえながら今後調整してまいります」とし、「今後は、作品管理及び履行の確認を徹底してまいります」と結んだ。

【発表全文】

「“応援のチカラ”プロジェクト」に係るプレス発表内容について

 令和8年2月13日にプレス発表しました「“応援のチカラ”プロジェクトのメッセージ・アート贈呈式」につきまして、下記のとおり、内容に一部事実の相違がありました。

 関係者の皆様並びに関心をお寄せいただいた皆様に、深くお詫び申し上げます。

1 概要

 当該プレスにおいて発表された「“応援のチカラ”アート」については、香取慎吾さんが東京都立墨東特別支援学校の児童・生徒の皆様が作成した「応援のタネ」(アートの素材)を基にコラージュし完成させました。

その際、都が本事業を委託した事業者から、一部の作品が香取慎吾さんに引き渡されないまま、制作が行われ、発表するに至りました。

2 原因

 本件は、委託事業者において、アートの制作にあたり提供すべき児童・生徒の作品について、事前の内容及び数量の確認が不足していたことによるものです。

3 対応

 制作者である香取慎吾さんにご説明したところ、反映されていなかった児童・生徒の作品を含めて、あらためてコラージュ制作していただくとのお申し出をいただきました。この度、その作品が完成しましたので、お知らせさせていただきます。

 本プロジェクトにご協力いただいた児童・生徒の皆様に対しましては、新たなステッカーを作成し、配布をさせていただきます。ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会日本代表選手へのお渡し方法については、関係団体の意向を踏まえながら今後調整してまいります。

 今後は、作品管理及び履行の確認を徹底してまいります。

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