柔道男子60キロ級で2021年東京五輪金メダリストの高藤直寿が9日、所属先のパーク24本社(東京都品川区)で会見し、現役引退を表明した。「わたくし高藤直寿は柔道選手として一区切りをつけたことをご報告させていただきたいと思います。

今までたくさんの方々に支えていただいて、やり切ることができました。」と決断を明かした。黒のスーツでビシッと決め、すがすがしい表情で臨んだ。

 パーク24の吉田秀彦総監督は会見に同席し、高藤への思いを述べた。「引退ということで、昔のことを思い出していますけど、まずはパーク24に入ってきてくれたなと思うと同時に、こんなやんちゃなやつが入ってきてくれたのかという印象がありました。今日会見を聞いていてすごく大人になったと思いました。ここからはコーチとして高みを目指してくれたら、うれしいかなと思います。よろしくお願いします!」

 海老沼聖(さとる)監督も「直寿は出身道場が一緒で、小さい頃から見てきて、ずっとトップを走り続けた選手。先輩として誇りに思うし、よく頑張ったなという気持ちです」とねぎらった。

 ◇高藤 直寿(たかとう・なおひさ)1993年5月30日、栃木・下野市生まれ。32歳。6歳で野木町柔道クラブで柔道を始める。神奈川・東海大相模高3年の2011年に世界ジュニア選手権優勝。

6歳で始め、小中高と世代の全国大会を制覇。東海大相模高3年の11年に世界ジュニアV。東海大を卒業後の16年からパーク24所属。同年リオ五輪銅メダル。世界選手権は13、17、18年に金、14年は銅。21年東京五輪金。得意は小内刈り。160センチ。血液型AB。

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