犬の肌質は年齢によって変化する可能性があることが、大規模調査から明らかになった。動物の皮膚・被毛ケア製品の研究開発を手がける株式会社ユーリカは、犬の肌質と加齢の関係について飼い主を対象にアンケート調査を実施し、その結果を「第29回獣医皮膚科学会学術大会」で発表した。

調査では独自の肌質判断フローチャートを用い、67種の純血種および雑種犬を含む1,054頭のデータを解析している。

 犬のライフステージ別に肌質の割合を分析したところ、若齢期(1歳以下)では「普通肌」が48.9%と最も多く、「脂性肌」24.1%、「乾燥肌」15.7%、「敏感肌」9.9%、「混合肌」1.5%だった。これに対し、成犬期(2~6歳)では「普通肌」が39.2%に減少し、「乾燥肌」が24.0%に増加。「脂性肌」は16.8%、「敏感肌」16.8%、「混合肌」3.1%となった。

 さらに高齢期(7歳以上)では「乾燥肌」が35.0%まで増加し、「普通肌」は35.3%まで減少。「敏感肌」は16.5%、「脂性肌」は9.9%、「混合肌」は3.3%という結果となり、年齢を重ねるにつれて乾燥肌の割合が高まる傾向が確認された。

 犬の皮膚疾患は動物病院の受診理由の中でも多いとされており、日常的なスキンケアの重要性が指摘されている。一方で、犬の肌質と加齢の関係を体系的に示した研究は多くなく、今回の調査は犬の肌質変化をデータで示した点に意義があるとしている。

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