巨人のドラフト1位・竹丸和幸投手(24)=鷺宮製作所=が9日、阿部監督の「真っすぐに自信を持って投げて」という指令を体現すると誓った。10日のソフトバンク戦(宇部)で先発し、4~5イニングを投げる予定。

「真っすぐはしっかり腕を振って投げられているので、継続していきたい」と、直球中心で勝負する。8日にはWBC1次ラウンドのオーストラリア戦(東京D)をテレビ観戦。大先輩のロッキーズ・菅野智之投手(36)の姿を目に焼きつけ、練習の糧にした。

 自慢の直球を武器に、昨年の日本一チームに立ち向かう。「ここまで腕を振ってしっかり投げられているので、継続できたらいいなと思います」。MAX152キロだが、2月の時点で既に自己最速まであと2キロと迫る150キロを複数回記録。仕上がってきたストレートで、打者と対峙(たいじ)する。

 阿部監督の指令を体現する。指揮官は7日のオリックス戦(京セラD)終了後、投手陣に「自分の真っすぐを信じて投げてほしい」と指示。G球場で残留練習に参加していた左腕は、杉内投手チーフコーチからその言葉を伝え聞いた。「キャンプ中からずっと言われていること」と以前から意識していた直球の質。指揮官が課したミッションを達成すべく、さらに磨きをかけていく。

 2月11日の紅白戦で実戦デビューを果たして以来、練習試合、オープン戦と計4登板で8イニング連続無失点を継続中だ。「ゼロでいけたらいい」と連続記録の更新を狙うが「あまりこだわらないように、変に意識しないように」と、あくまでも目の前の打者との勝負がメイン。一人ひとりの打者と向き合った先に、記録の更新と、開幕ローテの座が待っている。

 連日のWBCは、夕食中に寮で欠かさずチェック。中でも目を奪われたのが、8日のオーストラリア戦で先発し、4回零封の好投を見せた菅野だった。ともにドラフト1位という共通項を持つ大先輩の投球には「やっぱり、コントロールがいいですし、すごく安定していた」と思わずくぎ付け。「改めて、すごいピッチャーだと思いました」。自身も安定感が持ち味。日の丸を背負って戦う大先輩の姿を、練習の活力にした。

 同じ中国地方の広島出身だが、宇部を訪れるのは初めて。慣れない球場での登板になるが「社会人の時は、そういうところばかりだった」と経験値は十分だ。この日はG球場で練習し、午後に飛行機で移動。

「前回(28日)良かったので、いいところは変えずにやっていきたいと思います」。着実に進化を遂げる即戦力ルーキーが、満を持してマウンドに立つ。(北村 優衣)

 〇…巨人はソフトバンク3連戦で、新戦力も含めた先発陣がローテの座へそれぞれアピールする。10日はドラフト1位・竹丸が先発。11日(みずほペイペイ)の先発はウィットリーで、2番手に戸郷が登板。12日(同)はドラフト3位・山城が先発する見込みとなった。

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