WEST.の藤井流星(32)の2週連続インタビューの後編。4月12日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「エラー」(大阪・ABCテレビ制作、日曜・後10時15分)への出演や、10日リリースとなったグループの新アルバム「唯一無二」に込めた思いを語った。

 俳優業で立て続けに話題作に出演し、目まぐるしい日々を送っている。1月期のテレビ朝日系連続ドラマ「ぜんぶ、あなたのためだから」(土曜・後11時)では先の読めないラブ・サスペンスの主演を担い、4月期の「エラー」(主演・畑芽育、志田未来)ではヒューマンサスペンスに挑む。

 「(両作品の)テイストは違いますけど、サスペンス要素のあるドラマが2作続く。30代に入り、シリアスなお芝居をする機会が増えていてとても勉強になっています」

 「エラー」で演じるのは、とある女性を死なせてしまったユメ(畑)の会社の先輩で、恋人の佐久間健司。ユメと恋仲であることは、社内では秘密にしている役柄だ。

 「ダメなところもあるけど、すごく人間っぽい。誰かを傷つけないようにする言い回しが彼の優柔不断さにつながっていて、(視聴者には)『いるよねえ~、こういう人』って思ってもらえたらいいかな。人間らしさをちゃんと、リアルに役に落とし込みたい」

 グループ活動の話題に移ると、自然と表情が和らぐ。WEST .にとって、12枚目のアルバム「唯一無二」は、幅広いWEST .の魅力を詰め込んだ渾身(こんしん)の一作に仕上がっている。

 「『12年間の経験や歩んできた関係性が唯一無二だよね』という7人の思いと、『さらにここから、唯一無二な存在になれるように』という期待も込めています。どれもいい曲だけど、自分の中ではシゲ(重岡大毅)が作詞作曲した『これでいいのだ!』と、SUPER BEAVER・柳沢亮太さんが提供してくださった『リプライ』が特に気に入っている。説明不要な魅力があります」

 自身が考えるWEST .の“唯一無二の魅力”は何か―。

メンバーとの歩みをたどるように熟考し、「人間らしさみたいなとこですかね。WEST .に関しては、分かりやすく泥臭い下積みの時期があった。ほんまに泥臭かったんで」と振り返る。

 味わった苦労や悔しさも、真正面からパフォーマンスで昇華できるのが、WEST .の強みでもある。

 「だからこそ、『証拠』(=20年発売の応援歌)とかが、今この年齢で歌うと深みが出るだろうなと思います。順風満帆な人が歌うのとはまた違う、WEST.が歌うから響くものがあると信じているし、熱量やメッセージ性は他より強く秀でないといけないという、ある種のプライドみたいなものもあります」

 7人の関係性をいとおしそうな表情で語り、「ずっと7人でいる、それが最優先。我慢とかじゃなく、全員が信頼しているからこそ『このメンバーがこの熱量で言っているんだったら、その案でいってみるかと思える。本当に奇跡のような関係性だと思います」。泣き笑いを共にし、7人だからこそ紡げる音色を響かせていく。(ペン・奥津 友希乃)

 ◆藤井 流星(ふじい・りゅうせい)1993年8月18日、大阪府生まれ。32歳。2006年10月、事務所入所。

14年、「ええじゃないか」でCDデビュー。同年、TBS系「アゲイン!!」で連続ドラマ初主演。主な出演作は読売テレビ「キスでふさいで、バレないで。」、フジ系「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」など。趣味はカメラ。

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