プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(31)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2026」は9日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで千秋楽を迎えた。11日で東日本大震災から15年。

今年は東北ユースオーケストラをスペシャルゲストに迎え、3日間の公演日程を終えた。

 仙台市で被災した羽生さんは、自宅から避難所に向かう夜空で見た星空に「希望の光」を感じ、イタリア語で「星降る夜」を意味する「notte stellata」を公演名にしている。今年で4年連続4度目の開催になった。

 坂本龍一さんが東日本大震災の被災地の若者と立ち上げた、東北ユースオーケストラと共演。「Happy End」、「八重の桜」の2つの新演目を今回のショーで披露した。「notte stellata」、「希望の歌」を含む計4演目を滑り、カーテンコールの「Etude」で締めた。公演後にマイクを握り、観客に語りかけた。

 「ここは3・11の後、遺体安置所でした。死に近い場所でもあるし、『生』がたくさんこうやって集まる場所でもあります。教授(坂本龍一さん)の音楽がここで奏でられ、こんな素晴らしいスケーターの皆さんの、祈りや愛や希望がこもった演技。皆さんにもどうかどうか、かけらでもいいので残っていてほしいなと。そして明日、この先、ずっとずっと、ちょっと苦しいなって思った時の希望となるように願っています。

本当にありがとうございました。どうか、今日ある命を大切に、どうかどうか、元気でこれからもお過ごしください」と思いをこめた。

 今年もハビエル・フェルナンデスさん、ジェーソン・ブラウンさん、シェーリーン・ボーン・トゥロックさん、宮原知子さん、鈴木明子さん、田中刑事さん、無良崇人さん、本郷理華さん、ビオレッタ・アファナシバさん、振付師のデービッド・ウィルソンさんが顔をそろえた。

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