スピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)が10日、オランダで行われた世界選手権から成田空港に帰国した。「一区切りとする」と臨んだ最後の試合はオールラウンド部門で3位に入った。

現役ラストレースを終え、「まだ実感が湧かないところはある」と現在の心境を語った。

 毎年、シーズン最終戦を終えた直後には、翌シーズンのことを考えていた。だが、現役ラストレースを終え、それもなくなった。「ゆったりしてる時間も流れている。そこにある意味、違和感を感じながらという不思議な気持ちを抱えている」と普段のシーズンとは異なる心境で帰国した。

 帰国する直前、空港までの道ではやや感傷的になったと明かした。ヨハン・デビット・コーチと車で空港へ向かい、当初はいろいろな話をする予定だった。「逆に話してると悲しくなってきちゃうので、話せる状況じゃなかった」と込み入った話はできず。機内では8時間ほど寝ていたというが、「自分の中で最後の大会を終えたことに対して、気持ちをどう言葉にしていいんだろうという思いがある。そういうのをゆっくり考えていた」と語った。

 引退についてはミラノ・コルティナ五輪前から考えていたという。後日予定する記者会見で詳細を話すとし、「そのときが来たとふと思った」と決断の理由を明かした。

デビット・コーチからは引き留められたというが、「気持ちの部分の変化があった。相対的にひっくるめて今かな」と気持ちは揺るがなかったという。今後については言及しなかったが「スケートは人生の一部」とし「現役をやめたからといって、培われてきたものがなくなるわけではない。(スケート)は大きくあり続けるんだろうな」と話した。

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