◆WBC 1次ラウンドA組 プエルトリコ4―1キューバ(9日・プエルトリコ・サンファン=ヒラムビソーンスタジアム)

 プエルトリコがキューバを4―1で下して1次ラウンド突破を決めた。2連勝同士の対決となったA組の天王山。

この日のヒーローは39歳のM・マルドナド捕手だった。2回1死満塁で左翼線への先制二塁打。この一打で一塁走者メレンデスまで生還した。マルドナドは二塁に達すると両手を大きく広げて地元ファンの歓呼に応えていた。

 今回、チームキャプテンとして臨んでいる39歳は昨シーズン終了後、自らのインスタグラムで現役引退を表明。このWBCが最後のプレーだ。先発を外れたパナマ戦でも9回に右前安打を放って同点劇を演出するなど大活躍。それでも「僕よりも前に打席に立った選手の功績を認めるべき。彼らが良い打撃、そして素晴らしい走塁をした。僕は次の打者にバトンを渡そうと思っていただけさ」と謙遜する。

 モリーナ監督は「マーティ(マルドナド)の打席をご覧になりましたか。ウチのベテラン選手は若い選手を気にかけているんだ」。

自らも捕手だっただけに、39歳の正捕手のチーム内での立場をそう語る。

 2023年は大会中に負傷した守護神ディアス(ドジャース)が、今年は健在なプエルトリコ。キャプテンとして期待されたリンドア(メッツ)が負傷で出場できなくなっただけに、39歳のマルドナドの存在がチームを輝かせている。

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