◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦10回戦 同級1位ノニト・ドネア―同級4位・増田陸 ▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者ノックアウト・CPフレッシュマート―同級2位・岩田翔吉 ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者アンソニー・オラスクアガ―同級6位・飯村樹輝弥 ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・松本流星―同級4位・高田勇仁(3月15日、横浜BUNTAI)

 王座返り咲きを狙うWBC世界ライトフライ級2位・岩田翔吉(30)=帝拳=の挑戦を受ける、WBC世界同級王者のノックアウト・CPフレッシュマート(35)=タイ=が10日、横浜市内のジムで練習を公開した。シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグを計4ラウンド、手の内を隠すように軽く動く程度に終始した。

 「100パーセント準備が整っている。2か月前から調整してきた。練習してきたことをしっかり出して、できるだけ早いタイミングで勝てればいい」と初防衛戦への抱負を口にした。プロ26年目の大ベテラン。ボクシングに転向する前はムエタイでルンピニーのチャンピオンにもなった実力者。WBA世界ミニマム級暫定王者から正規王者となり、12度の防衛に成功。過去に小野心(ワタナベ)、大平剛(花形)、田中教仁(三迫)といった3人の日本人選手の挑戦を受け、いずれも退けている。いわば日本人キラーだが、「日本人選手だからといって簡単に勝てるということはない。以前はタイの試合なので私への声援が多かったが、今回は日本なので挑戦者への声援の方が多いだろう」と表面上は警戒するが、日本人選手には絶対的な自信を持っている。

 偵察に訪れた岩田陣営の田中繊大トレーナーは、「ミニマム級時代にあれだけ防衛しているので、何か特殊なものが見れるかなと思って来たが、軽く動いた程度なのでまったく分からなかった」と肩を落とした。正規王者となってからは12度の防衛に成功したノックアウトだが、暫定を含めれば10年間で16度の防衛を果たしたことになる。キャリアでは大きく岩田を上回り「経験が豊富ということは、KOできるタイミングを早くつかむことができる」とノックアウト。

異色のリングネームを持つ2階級制覇王者は、紳士的に話しながらも、自信たっぷりな笑みを浮かべ締めくくった。

 戦績はノックアウトが29勝(11KO)1敗、岩田は15勝(12KO)2敗。

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