東日本大震災の発生から15回目の3月11日を迎えた。福島県出身の遠藤汰月(たつき)騎手(20)=美浦・伊藤伸一厩舎=は、「こういうことが全国各地でいつ起きるか分からないですし、海外では戦争とかも起きていますので、多くの人が無事にいてほしい。

改めてそういう気持ちになるのが3月11日です」とつらい経験があるからこそ、平和に過ごすことのありがたさをより一層、かみ締めている。

 「この機会にしっかりと対策をしてほしいと思います」とも呼びかける遠藤騎手。「地震が起きたときに発火しないように、出かける前には火の元栓やストーブ、電気をチェックします。東日本大震災を経験して色々と考えるようになりました」。日頃から防災対策に気を配っている。

 福島競馬場のすぐ近くで育ち、5歳で被災。小学5年の時に同競馬場の乗馬スポーツ少年団で乗馬を始めた。当地で1年以上、競馬開催できなかったのは、競馬に興味を持ち始めてから知ることになったという。「こうやって無事に開催されていることは当たり前のことではないですし、ありがたいこと」と毎週、競馬が行われていることに感謝する。2年目の若手ジョッキーにとっても3・11は特別な思いを抱く日となっている。

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