◆立命大学園創立125周年記念試合 立命大3―3慶大(11日・わかさスタジアム京都)

 今秋ドラフトの目玉候補・立命大の有馬伽久(がく、4年=愛工大名電)が慶大戦に先発し、5回を4安打2失点(自責0)。初回に2点を失ったものの、3回以降は3イニングを完全投球で5三振を奪うなど修正能力の高さを見せつけた。

 同校の創立125周年記念試合として東京六大学の慶大を招いた一戦で、有馬は堂々のピッチングをみせた。初回こそ失策からみで2失点したが、3回から覚醒。4者連続三振を含む5Kと圧倒。最速は147キロをマークした。

 「冷静にしっかりと修正して自分のピッチングができた。そこは手応えを感じています」。立ち上がりは軸足に体重が乗り切らないまま投げていたが、コーチに指摘されると、3回以降はしっかりとためをつくって投げ、相手打線を完璧に抑えた。

 有馬は昨秋の明治神宮大会・東農大北海道戦で10者連続三振を奪い、1972年に関大・山口高志がマークした連続奪三振の大会記録(8者)を53年ぶりに塗り替え、チームを準優勝に導き、一躍全国区に名乗り出た。

 オフは「真っすぐを磨く」をテーマに、体の使い方を再確認。「(今までは)変化球には自信があったけど、ストレートを狙われ、打たれたこともあった。真っすぐと分かっていても勝負できるようになりたい」と有馬。昨年の活躍でマークが厳しくなるが、新たなレベルアップを目指している。

「今日は真っすぐで空振りも取れましたし、コースに決まったボールもあったし、やってきたことが出せた」と自信を見せた。

 ネット裏のスカウト陣も高評価だ。巨人・榑松伸介スカウト部スカウトディレクターは「この時期にこれだけ投げられれば十分です。腕の振りとボールのキレで勝負するタイプ。ツーシームも効いていた」と評価。楽天・足立祐一スカウトも「まだ調整段階だと思いますが、ゲーム中に修正したのは能力が高い。しっかり腕が振れている。ツーシームも良かったです」とコメントした。

 目標は「チームとしては日本一。個人としてはドラフト1位でプロに行くこと」と、きっぱり。リーグ初戦は第2節、4月10日の近大戦だ。「一番倒さなければいけない相手。

去年負けているので、その相手と初戦で対戦できる。万全の状態で挑みたい。甲子園でできるのもワクワクしています」と意気込んだ。

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