歌手のクミコが11日、東京・港区のサントリーホールで行われた東日本大震災チャリティー公演「第13回 全音楽界による音楽会」に出演した。

 昨年11月に97歳で亡くなった母に続き、今月6日には父を同じ97歳で亡くしたばかり。

この日はシャンソン喫茶「銀巴里」の大先輩でもある美輪明宏の代表曲「ヨイトマケの唄」を熱唱。天国の父を思うかのように、時折、首元のペンダントに触れながら美声を響かせた。

 東日本大震災からちょうど15年。この日のブログでは犠牲者を思い「両親のように、天寿を全うしたのではなく、生きようとする木を根元から切ってしまうような理不尽で無残な死たち。そのことを思うと、何も言葉が見つからない」とつづっていた。

 チャリティー公演の発起人となった作曲家・三枝成彰氏や作詞家・湯川れい子氏、デザイナー・コシノジュンコ氏の名を挙げ「あの時生まれた子供が成人するまで支えることを目標にしたものだが、中心になられている三枝さんも湯川さんもコシノさんも、皆さんがそれぞれの歳を重ねておられる。私も微力ながら頑張らねばと、覚悟をし直す。世界のどこを探しても、もう会えない。そんな別れが、天寿以外にありませんよう、祈りながら歌おう」と決意。その言葉通り、真心を込めた夜のステージとなった。

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