大相撲春場所4日目(11日、エディオンアリーナ大阪)

 東前頭9枚目・時疾風(時津風)が西同10枚目・狼雅(二子山)を下手投げで破り、連敗を2で止めて2勝2敗とした。相手の激しい攻めに土俵際に追い込まれたが、右の下手を離さず、左足で必死に耐えた。

終始劣勢だったが、最後は動きながら豪快な下手投げを決め、執念の逆転勝ち。「体が動いた。相手の形だったけど、決まって良かった」と振り返った。

 宮城・栗原市出身。この日、東日本大震災から15年の節目を迎えた。時疾風は中学2年時に先輩の卒業式の準備をしていた体育館で被災。「最初は揺れが強すぎて動くこともできなかった。走ってグラウンドに出たら、ひどい状況になっていた」と回想。「忘れることはない日。勝ちたい気持ちは強かった」と故郷に思いを寄せた。

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