WBCの優勝国予測において、米国のスポーツベッティング市場が大きく揺れ動いている。米国が1次ラウンドでイタリア代表に6対8で敗れる番狂わせが発生したことを受け、大会前は圧倒的本命であった米国の人気が大きく後退。

新たに、ドミニカ共和国が優勝候補の筆頭に浮上した。米国は11日(日本時間12日)に行われたメキシコーイタリア戦でイタリアが大勝したことにより“他力”で準々決勝を決めた。

 米国の主要ベッティングサイトによる最新の優勝予測では、市場の動きを最も早く反映する「ドラフトキングス」など各社で米国の評価の見直しが進んでいる。

 「ドラフトキングス」では、無敗を維持するドミニカ共和国を+190(日本式倍率2.90倍、以下同)で新たな本命に据えた。2位は米国(+220、3.20倍)、3位は4連勝で1次ラウンドを突破した日本(+250、3.50倍)、ダークホースとしてベネズエラ(+900、10.0倍)が続く。

 「ファンデュエル」は、ドミニカ共和国(+185、2.85倍)、米国(+225、3.25倍)と、「ドラフトキングス」とほぼ同水準の予測を展開している。「ベットエムジーエム」は投手力を重く見るサイトだが、ドミニカ共和国(+200、3.00倍)、米国(+215、3.15倍)、日本(+260、3.60倍)という並びになった。米国の防御率悪化と準々決勝進出の不確実性が、オッズに如実に反映される形となっている。

 MVP予測においても興味深いデータが示されている。「ファンデュエル」のオッズの本命は大谷翔平(+550、6.50倍)で、米国のアーロン・ジャッジ(+800、9.00倍)、ボビー・ウィット・ジュニア(+1500、16.0倍)を抑えてトップの評価を獲得している。

 米国では39州(ワシントンD.C.及びプエルトリコ含む)でスポーツベッティングが合法化されている。2018年の連邦最高裁判決を機に、モバイル・オンラインベッティングが急速に普及し、莫大な資金移動が各国の実力評価をリアルタイムでオッズとして数値化する。

日本国内からこれらのサイトにアクセスして実際に金銭を賭ける行為は刑法で禁じられている。

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