数々のヒット作を世の中に送り出して来た角川映画(現KADOKAWA)が50周年を迎えるのを記念したプロジェクトが、5月から始動する。第1弾として、過去の代表作を上映する「角川映画祭」が開催されることが12日、分かった。

 角川映画は、1976年11月公開の第1弾作品「犬神家の一族」以降、出版社の強みを生かして「映画と書籍」を両輪としたメディアミックスの先駆けとして話題作を量産。映画祭では40作品が5月1日から東京・角川シネマ有楽町などで上映される。

 今回の上映では、「角川映画三人娘」と呼ばれた薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」、原田知世の「時をかける少女」など10作品を初めて4K版として修復。また、「犬神家―」のメガホンを取った市川崑監督の生誕111年を記念して、同社が買収した大映時代の作品6本も含まれる。

 さらに、角川映画作品の楽曲が披露されるコンサート「角川映画音楽祭」の開催も決定。8月9日に東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで行われる。その他、プロジェクトの詳細に関しては公式サイト(https://cinemakadokawa.jp/kadokawa50/)で順次発表される。

 【「角川映画祭」上映作品】(年は公開年、★は4K版初上映、☆は4K版上映)

「鍵」(1959年)★

「おとうと」(60年)☆

「ぼんち」(60年)★

「黒い十人の女」(61年)★

「破戒」(62年)★

「雪之丞変化」(63年)☆

※以上、大映時代の市川崑監督作品

「犬神家の一族」(76年、市川崑監督)☆

「人間の証明」(77年、佐藤純彌監督)☆

「野性の証明」(78年、佐藤純彌監督)★

「蘇える金狼」(79年、村川透監督)☆

「戦国自衛隊」(79年、斎藤光正監督)☆

「復活の日」(80年、深作欣二監督)☆

「野獣死すべし」(80年、村川透監督)

「セーラー服と機関銃」(81年、相米慎二監督)★

「スローなブギにしてくれ」(81年、藤田敏八監督)

「伊賀忍法帖」(82年、斎藤光正監督)

「汚れた英雄」(82年、角川春樹監督)

「時をかける少女」(83年、大林宣彦監督)★

「探偵物語」(83年、根岸吉太郎監督)☆

「里見八犬伝」(83年、深作欣二監督)☆

「幻魔大戦」(83年、りんたろう監督)

「麻雀放浪記」(84年、和田誠監督)★

「Wの悲劇」(84年、澤井信一郎監督)★

「愛情物語」(84年、角川春樹監督)

「晴れ、ときどき殺人」(84年、井筒和幸監督)

「友よ、静かに瞑れ」(85年、崔洋一監督)

「キャバレー」(86年、角川春樹監督)

「ぼくらの七日間戦争」(88年、菅原比呂志監督)

「ファイブスター物語」(89年、やまざきかずお監督)

「天と地と」(90年、角川春樹監督)

「天河伝説殺人事件」(91年、市川崑監督)

「失楽園」(97年、森田芳光監督)★

「リング」(98年、中田秀夫監督)

「黒い家」(99年、森田芳光監督)

「セーラー服と機関銃―卒業―」(2016年、前田弘二監督)

「聖の青春」(16年、森義隆監督)

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(17年、廣木隆一監督)

「とんび」(22年、瀬々敬久監督)

「カラオケ行こ!」(24年、山下敦弘監督)

「(LOVE SONG)」(25年、チャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督)

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