◆春季教育リーグ 阪神4―3オリックス(12日・SGL)

 阪神・嶋村麟士朗捕手が12日、春季教育リーグに「5番・捕手」で先発し、持ち味の打力を発揮した。前日(11日)に球団と支配下選手契約を結び、悲願の2ケタ背番号をつかんだ。

初回2死二塁、オリックス・山口のカーブを捉えて左前適時打を放つなど、2打数2安打1打点。「きょうは(ボール)見方と間合いが良かった」と、周囲の期待に結果で応えた。

 スイングに迷いがない理由は、自主トレ期間の取り組みにあった。「打ちにいく時、前足がつく前に右肩が下がって、振る時にそれが浮いてしまうのが悪い癖。修正のためにビジョントレーニングなどのエクササイズを取り入れるようになった」。四国IL・高知時代の先輩にあたる東大出身のトレーナー・高橋佑太郎氏に弟子入り。昨年12月から2か月間みっちり指導を受け、「高橋さんがいないと今のバッティングないと思うくらい変わりました」と、支配下選手契約を後押しした打力を生み出した。

 打撃で存在感を放った一方で、守備に課題も見えた。11日の西武戦(甲子園)では3盗塁を許し、この日も5回1死で一塁走者の横山聖に次の塁を狙われた。「捕りにいきすぎですよね、ボールを。そこが一番良くないのかなと思いますし、捕りにいくことで足の運びが悪くなったりする。走られたらまずは落ち着いて、自分のいい動きで投げられるように」と反省した。

平田2軍監督は「大したもんだ。簡単に2安打を打った。1つ走られたけど、イニングの間のスローイングも安定してるし、成長している感じを受けるよ」と活躍に目を細め、1軍での飛躍に期待した。

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