◆オープン戦 ソフトバンク0―1巨人(12日・みずほペイペイ)

 競争を見極める勝負の遠征6試合が終了した。阿部慎之助監督(46)は14日の本拠地初戦となる日本ハム戦(東京D)で開幕を見据えたメンバーで臨みたいとの意向を示していた中で、リチャードが11日に死球で左手骨折。

全治1か月前後とみられ、27日の開幕戦、阪神戦(東京D)の出場が厳しくなった。「他の選手にチャンスが回ってくるはずなのでね。それで(増田)陸も呼んでるし」とサバイバルの継続を明言した。

 岡本がメジャー移籍し、貴重な長打力のある右打者として期待されていた状況でのアクシデント。代わりに11日の2軍春季教育リーグ・ロッテ戦(ロッテ浦和)で4安打5打点の増田陸内野手(25)がこの日、福岡に移動して1軍合流した。

 一、三塁の争いは新たな局面を迎える。キャンプから一塁をダルベック、リチャード、荒巻で、三塁を坂本、リチャード、荒巻、石塚で競争してきた。オープン戦のスタメンは、一塁はリチャードとダルベックが4試合、荒巻が1試合、三塁は坂本、ダルベック、石塚が3試合ずつ。さまざまな布陣を模索している状況だ。

 荒巻は小浜とともに11日の試合前に2軍降格が決まり帰京。現状、1軍では一塁はダルベック、増田陸、三塁は坂本、ダルベック、石塚が候補に挙がる。「荒巻も帰ったけど、まだまだチャンスはある。

開幕が全てじゃないんだけど、開幕1軍に残れる可能性はまだあるので。みんな諦めないでやってほしい」と状態の良い選手の起用を示唆した。

 11日は右翼の中山が途中から一塁に回った。外野は松本がコンディション面の不安で大事を取って3試合連続欠場中だが、キャベッジ、丸、佐々木、皆川らとの競争次第では、中山の一塁もゼロではない。「あと7試合あるので。そこで(1軍メンバーを)削っていこうかなと思います」。開幕まで2週間、まだ時間はある。(片岡 優帆)

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