フロンティア株式会社は、20~50代の会社員1003人を対象に、「AI上司のマネジメント」に関する調査を行った。

 本調査では、回答者を「マネジメント層(部下を持つ上司/n=500)」と「非マネジメント層(部下を持たない一般社員/n=503)」の2つの属性に分類。

「AIが上司になること」への意識差を比較分析した結果、現在の立場や業界によって統計的に乖離(かいり)があることが明らかになった。

 AI上司は「賛成(51.9%)」が過半数となった。「AI上司は組織の中でどのような位置づけで活用されるのが最も適切だと思うか」について尋ねたところ、マネジメント層(上司)・非マネジメント層(部下)ともに、1位は「人間の上司を補完するマネジメント支援役(25.0~25.8%)」が共通してトップ。また双方が「マネジメント支援役」を1位に挙げ、「AIはあくまで人間のサポート役であるべき」という認識であることが示された。

 AI上司について上司は「報告・連絡・承認プロセスの効率化・スピードアップ(41.2%)」、部下は「公平な評価や指導(34.0%)」を期待。一方で金融業界特有の「評価・責任」に対する不安もあり、上司は「数値化できない努力が評価されないこと(47.7%)」、部下は「トラブル時の責任の所在(43.4%)」と回答した。

 「AIが上司として業務上の指摘や改善指示を行う場合、内容次第では『行動を見直してもよい』と思えるもの」について尋ねたところ、立場による意識の差が見られた。1位:「業務手順・進め方の改善(41.8~45.2%)」2位:「成果物の内容・品質に関する改善/修正(27.8~38.6%)」は共通だったが、3位の結果で上司と部下で「意識差」が現れた。

 マネジメント層(上司)の3位:「業務範囲や役割分担の変更までなら従う(31.8%)」に対して、非マネジメント層(部下)の3位:「AIからの指摘には従いたくない(25.1%)」と回答。マネジメント層(上司)は、AI上司による役割の見直しや業務配分の変更といった判断までを許容する傾向があるのに対し、非マネジメント層(部下)では、約2割がAIから直接指示や指摘を受けることに消極的な姿勢を示した。

編集部おすすめ