俳優の坂本昌行が13日、東京芸術劇場プレイハウスで主演舞台「るつぼ The Crucible」(14~29日)の初日前会見に出席した。

 現代演劇界の巨匠とされる米国の劇作家アーサー・ミラー氏の代表作。

1692年に米マサチューセッツ州セイラムで実際に起きた魔女裁判を題材に、集団心理の恐ろしさや人間の尊厳と愚かさを描く。

 坂本は、1953年に米演劇界最高の栄誉とされるトニー賞の演劇作品賞を受賞し、世界各国で上演されている名作に主演することから「非常にうれしく思っています。集団心理の恐ろしさや人間の良心を描いた作品で現代にも通ずるものがある。千秋楽まで全力で演じきりたい」と力を込める。

 劇中で主人公のジョン・プロクターを演じる。「稽古でもがき、もがききった上に、初日に開き直って演じることが自分のスタイル。今作では台本の厚さと重み、内容の深さを感じた時に持った、不安や心配を今でも持っている」と緊張感をのぞかせ、「お客さんの空気も感じながら、台本の言葉一つ一つを信じて皆さんにお届けしたい」と意気込んだ。

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