阿部監督が開幕メンバーを見極める期間と位置づけた遠征6試合が12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)を最後に終了した。キャンプ打ち上げ後、「東京ドームに戻る頃には開幕を見据えてやりたい」と方針を説明。

14日の日本ハム戦(東京ドーム)からのオープン戦最後の7戦で、27日の開幕戦(対阪神・東京ドーム)に向けたサバイバルは最終章に入る。

▽先発

 キャンプ中からの評価をさらに高めたのが、2人の左腕ルーキーだ。ドラフト1位の竹丸和幸投手(24)は10日のソフトバンク戦(宇部)で5回5安打無失点、7奪三振。最速151キロと投げるたびに状態を上げ、堂々とローテの有力候補に名乗りを上げた形となった。同3位の山城京平投手(22)は12日の同カード(みずほペイペイ)で5回無失点、4K。阿部監督に「いい悩みが1つ増えた」と言わしめた。そろって開幕ローテに入れば、1962年の開幕戦に先発出場した城之内、柴田以来、球団64年ぶり。歴史的な快挙が現実味を帯びている。

 助っ人、ベテランは明暗が分かれた。ウィットリーが5失点、則本とマタはともに4失点、戸郷が3失点。残りのチャンスが少なくなる中、次回登板で結果と内容が求められそうだ。一方、8日の阪神戦(甲子園)に先発した田中将は3回1安打無失点と好投。

昨季以上の状態であることを印象づけ、指揮官は「もちろん、(開幕先発枠に)入ってくる可能性はある」と言及した。

▽リリーフ

 ふるい落としが本格化した。ドラフト2位の田和は、遠征6試合で3戦5失点。日本ハムから現役ドラフトで加入した松浦とともに2軍合流となった。好投を続けているのが、日本ハムを自由契約となって巨人入りした北浦とルシアーノ。ともに2戦無失点で1軍に食らいついている。「楽しんで投げています」という北浦は貴重な救援左腕候補に浮上。オープン戦3回1/3で5Kと高い奪三振率が光るルシアーノは外国人枠の問題もあるが、助っ人勢にも刺激を与える存在になりつつある。

 先発では、開幕投手筆頭候補の山崎を軸に、ハワード、赤星もおり、ファームには昨季の左肘痛から順調にステップを上がる井上も控える。リリーフでは、WBCで代表入りした大勢、マルティネス、バルドナードが開幕前に再合流する見通し。開幕時の救援枠は9の予定で、田中瑛、船迫、中川ら実績組を含めたメンバーの選定は最終段階に入っていく。

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