歌舞伎俳優の尾上右近、尾上眞秀が出演する4月の歌舞伎座「四月大歌舞伎」(4月2~27日)夜の部「連獅子」の特別ビジュアルが13日、初公開された。

 特別ビジュアルには、右近扮(ふん)する狂言師右近と眞秀扮する仔獅子の精の姿が、黒い背景にくっきりと浮かび上がっている。

「獅子の子落とし」伝説を物語る狂言師右近の視線には厳しくも温かい親の情愛が宿り、仔獅子の精の勇ましい姿には真っすぐなひたむきさがにじむ。舞台上では決して交わることのない2役が寄り添う、これまでにない斬新な設定。能をもとにした「松羽目物」ならではの厳かな品格と、作品が描く親子の愛が凝縮されている。

 2024年に右近の自主公演「研の會」で好評を博し、満を持して4月の歌舞伎座で披露する。撮り下ろされたスチール写真はカメラマン渞忠之撮影、特別ビジュアルは墨絵師・東學がデザインを担当。「この2人だからこそ出せるカラーを追求できたら」と語る右近が、眞秀と2人で挑む「連獅子」に期待が高まる。

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