第49回日本アカデミー賞の授賞式が13日、都内で行われ、映画「ナイトフラワー」(内田英治監督)の森田望智が最優秀助演女優賞を受賞した。

 14歳でデビュー後、Netflix「全裸監督」(2019年)で脚光を浴びたが、その間、約8年の下積み生活を経験。

当時の思い出が鮮明によみがえった。「大学生の頃にオーディションが受からず、お芝居はやめた方がいいのかなと思っていた。その年(=2018年)の日本アカデミー賞で蒼井優さんが『映画って本当にいいもので素敵なものだから、ぜひ映画館に来てください』っていうのを画面越しに見ていた。もうちょっと頑張ってみようかな…と背中を押された一人(が蒼井さん)。『諦めなくてありがとう』と、あの時の自分に言ってあげたい」と自らをねぎらった。

 あれから8年、「TOKYOタクシー」で優秀助演女優賞の蒼井と同じ場所に立ち、同じ景色を眺めていた。自身が蒼井の言葉に勇気づけられたように言葉を紡ぎ始めた。「テレビ越しにお芝居をめげそうになっている方がいたら、少し背中を押してあげられるような、そんな日になっていたら」と願った。

 同作では新人俳優賞にも選出された。森田は「これからお芝居を続けられて、30歳、40歳、おばあちゃんになっても『私が一番できないぞ、もっと頑張らなくては』という気持ちを持ち続けられるような人間になっていきたい」と謙虚に語った。

 同映画は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した「ミッドナイトスワン」を手がけた内田監督の“真夜中シリーズ”の最新作。北川景子が主演を務め、夜の街を舞台に秘密を抱えた女性たちの人生と人間関係を描いた。

森田は社会の抑圧に抗いながら夢を追いかける女性格闘家を演じた。優秀助演女優賞には蒼井、「国宝」の高畑充希寺島しのぶ、森七菜が受賞した。

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