歌舞伎俳優の中村勘九郎、中村七之助が出演する歌舞伎座「四月大歌舞伎」(4月2日~27日)夜の部「浮かれ心中」の特別ビジュアルが13日、初公開された。

 ユーモラスでありながら人間の業を浮き彫りにする劇的な物語を生み出し続けた井上ひさし氏の代表作「手鎖心中」をもとに、18代目中村勘三郎さんが1997年に歌舞伎として初演した傑作喜劇。

特別ビジュアルには、手鎖の刑を受けたはずなのにどこかうれしそうな笑顔を見せる勘九郎と、美しい花魁の七之助。白装束に身を包み、手を合わせて心中に向かう勘九郎の笑み。そして「宙乗り」ならぬ「ちゅう乗り」で宙を舞う姿が描かれている。

 江戸文化の百花繚乱を極めた蔦屋重三郎や、才能あふれる戯作者たちが競い合って絵草紙を描いた庶民文化が花咲いた時代を舞台に、材木問屋の若旦那が次々と騒動を巻き起こす抱腹絶倒の物語。勘九郎が人を笑わせることが大好きな伊勢屋の若旦那・栄次郎、七之助が花魁の三浦屋帚木を演じる。今回は2022年の大阪松竹座以来、4年ぶりの上演となる。

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