大相撲春場所7日目(14日、エディオンアリーナ大阪)  

  新小結・熱海富士が、大関・安青錦を上手投げで破って4勝目を挙げた。安青錦は2連敗で4敗目を喫し、場所後の横綱昇進が絶望的となった。

トップは1敗で横綱・豊昇龍、関脇・霧島、高安と平幕の隆の勝、琴勝峰、豪ノ山の6人が並ぶ。

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 安青錦の場所後の横綱昇進は絶望的となった。熱海富士に、上手投げで転がされて4敗目。支度部屋では付け人を通じて取材を断り、腕を組みながらぼう然としていた。

 ただ、4敗を喫しても2場所連続優勝の可能性は残した。横綱昇進の内規は「大関で2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」。だが、この日の幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「(残り)全部勝っても優勝ラインではない」と明言した。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、直前場所に11勝4敗で昇進した例もない。残り8日を全部勝って、仮に巴戦や優勝決定戦になり、そこで安青錦が優勝したとしても「4敗」での優勝では綱取りにはならないと示唆した。

 八角理事長は「今までが順調すぎた。吸収することだよ」と成長を促した。残り8番、真価が問われる。

(大西 健太)

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