アジア杯に臨んでいるFIFAランク8位のなでしこジャパンは、日本時間午後2時から同41位のフィリピンと準々決勝で対戦する。勝てば10大会連続10度目のW杯出場が決まる。

 今大会のなでしこは相手を寄せ付けない戦いを続けている。初戦の台湾戦はボール支配率8割以上を誇りながら、シュート本数も30本以上を記録。最後は2―0で制し、好発進を決めた。続く第2戦のインド戦では驚異の11得点を残し、MF宮沢ひなたとFW植木理子がそれぞれハットトリックを決めた。第3戦もベトナムに4―0で危なげなく勝利。3試合で17得点奪いながら、失点はいまだ0と、攻守で圧倒している。

 フィリピンは韓国、オーストラリア、イランと同組のA組で3位。世界ランクは台湾(40位)と1差で、ランクから言えば格下の相手となる。ポイントは、守備を固めた相手を崩せるかどうか。初戦の台湾戦は前半のほとんどの時間で攻めたが、無得点。後半16分にMF谷川萌々子が先制点を決めるまで、我慢の時間が続いた。昨年7月の東アジアE―1選手権でも引いた相手を突破できず、大会3連覇を逃した。

ここからは一発勝負になるため、足をすくわれないよう、注意する必要がある。

 24年12月に初の外国出身監督となったニールセン監督は、就任当初から積極的にプレスをかけ、試合を支配する攻撃的なサッカーを目指している。火力は第2戦のインド戦で証明済みだ。一度火がつけばゴールラッシュの幕が開け、大量得点につながる可能性もある。序盤に先制点を奪って、試合の主導権を握り、ブラジルへの切符をつかみたい。

 ◆女子アジア杯 2027年ブラジル女子W杯の予選を兼ねる。大会の上位6チームがW杯の切符を獲得。準決勝に進出した時点で、W杯出場が決まる。準々決勝で敗北したチームは、準々決勝敗退チーム同士で1試合のプレーオフを行い、勝利すればW杯出場、敗れれば大陸間プレーオフに回る。

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