長野氏の背中が、巨人を背負う新リーダーの指針となっている。今季から吉川尚輝内野手(31)が第22代選手会長に就任。

プロ1年目の17年に選手会長を務めていたのが長野氏だった。当時はオーラたっぷりの1軍選手に気後れしていた若武者に、毎日「元気?」と優しく声をかけてくれたのが背番号7だった。道具のプレゼント、打撃の助言も受け「野球選手としても、一人の人間としてもああいう大人になりたい」という思いを胸に秘めてきた。

 昨年手術した両股関節のリハビリを続け、G球場で若手と汗を流す日々。三塚、育成の村山らに惜しみなく助言し、今は自身が「尚輝さんみたいになりたい」と尊敬のまなざしを向けられている。「チョーさんにはなれないけど、チョーさんみたいになりたいと思っています」と吉川。令和を先取りした優しく明るいリーダー像は、しっかりと引き継がれている。(内田 拓希)

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