大相撲春場所8日目(15日、エディオンアリーナ大阪)

 第63代横綱のしこ名を継承したモンゴル出身で西序二段8枚目・旭富士(伊勢ケ浜)との3勝0敗同士の対決を制し、ストレートで勝ち越しを決めた。序ノ口デビューから本割で11連勝となった。

 元幕下の出羽ノ城は体重252キロを誇る現役最重量力士だ。103・9キロ差。館内から体格差に驚く声が上がる中、旭富士は立ち合いでもろ差しとなり、寄り切りを狙ったが、土俵際でなかなか動かず。すかさず投げに切り替え、下手投げで軽々と転がした。

 敗れた32歳の出羽ノ城は「負けた人間は何も語れないです」としつつ、“史上最強の新弟子”との初対戦を振り返った。「変化はないと思ったので思い切り当たれた」。相手を受け止めた上で寄り切りは防げると想定。ただ、警戒していた投げを最初は耐えられたものの、2度目で食らう形になったという。「思い出として、当たってみたかった。これからどんどん上に上がっていきそうな若手とやらせてもらえるのは、ありがたいことですから」と相手をたたえた。

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