◆全日本プロレス「ドリームパワーシリーズ2026」(15日、後楽園ホール)

 全日本プロレスは15日、「ドリームパワーシリーズ2026」開幕戦を行った。

 第0試合で昨年11月23日に静岡・沼津市内で無免許運転で交通事故を起こし減給処分と2月28日まで謹慎していた青柳優馬が鈴木秀樹とのシングルマッチで復帰した。

 15分1本勝負で行われた112日ぶりの復帰戦。全日本の黒いジャージーを身につけ入場した青柳優にファンは大きな声援と拍手で迎え入れた。

 ゴングが鳴ると鈴木とプロレスの原点でもあるグラウンドレスリングを展開。鈴木の腕固めで窮地に立ったがロープブレイクで脱するなどリング上は、一瞬で極まる緊迫感が覆った。ロープワークはもちろん、一切の打撃技もない試合は、瞬く間に15分が終了し時間切れ引き分けに終わった。

 バックステージで青柳優は「このたびは、関係者のみなさま、団体の所属選手、応援してくださるファンのみなさま、スポンサーのみなさまに多大なるご迷惑をおかけして、おわび申し上げます」と謝罪した。さらに「今日、本当に無事に試合ができたのもスポンサーのみなさまと団体とずっとボクがいない間も戦い続けてくれた所属選手のみなさん、全日本プロレスに参戦してくださったフリーの選手のみなさんのおかげと痛感しました。ありがとうございました」とかみしめ「これからは私生活はもちろん、プロとしてもしっかり、リング上を充実させた上でプライベートしっかりと身を引き締めて生活してひとつひとつのことをしっかりと丁寧にこなして、また、みなさんからの信頼を得られるようなプロとしての生活を送っていきたいと思います。ありがとうございました」と誓った。

 復帰戦について「第0試合でボクの相手を務めてくださった鈴木秀樹さんには、感謝しかありませんし、試合とは関係ないんですけど、ボクの名前をずっと出し続けてくれた安齊勇馬に感謝したいですし、最強タッグ一緒に出場したのに、ボクのせいでこうなってしまったことを本当に申し訳ないと思っています」と明かした。

 ファンの温かい声援を「ボクがこんなことをした人間でありながら『青柳』って呼んでくれたファンのみなさまを二度と裏切らないように信頼の回復に努めたいと思います」と感謝し、今後は「来て下さるお客様に青柳優馬のファイトを見せたいと思っています」と誓い「ボクが行ったことって本当であれば、懲戒免職だったり会社から解雇されてもおかしくない行動を取ってしまったんですけども、そんなボクでも受け入れてくれた団体とスポンサーのみなさまに報いるように頑張っていきたいと思います」と感謝した。

 さらに謹慎中は「二度と人に迷惑をかけないようにということを考えながら反省していく日々を過ごしていました」と振り返り、この日の入場で団体のジャージーを身につけたことに「ボクのことをプロレスラーとして続けさせてくれる団体に感謝の意味を込めて、年始に着られなかったジャージーなので今日からしばらくは、このジャージーを着てやっていこうかなと思っています」と明かし「全日本プロレスの一員ですっていうのを、二度と恥にさせないように頑張っていきたいと思います」と誓った。

 また、免許証について警察からは「その処分はまだ未定の状態です」と明かし今後、自動車の運転は「する予定はないです」と誓った。

 対戦した鈴木は「今日はキャッチ・アズ・キャンでやりました」と明かし「青柳優馬はバカの時代を追放します」と通告。さらに今回の件を含め「関係ないヤツがnoteを使って金を稼ぐのは業界内ではやめてくれ。恥ずかしいから。プロレスで稼いでくれ。noteで稼ぐな」と警告した。 

 青柳について2月24日に沼津簡易裁判所より「過失運転致傷」の略式命令が下りた。これを受け、全日本は「本人との話し合いの結果、十分な反省が得られたと判断し、2026年3月1日付で、減給 50%及び3か月間の謹慎処分を解除致しました」と明かし「3月15日(日)後楽園大会より試合に出場致します」と発表した。

 全日本は「今回の事故で被害にあわれた方、全日本プロレスにご支援・ご声援を頂いているファンの皆様や、スポンサー企業の皆様、関係者の皆様には多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。今後も、弊社として他の所属選手にも同様に、全日本プロレスを応援してくださる皆様を裏切ることのないよう、プロの選手としての自覚を持ち、一社会人として規律ある行動をするよう、あらためて指導・教育することで再発防止に取り組んで参ります」との声明を発表していた。

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