大相撲春場所8日目(15日、エディオンアリーナ大阪)

 東幕下7枚目・嵐富士(伊勢ケ浜)が東同10枚目・豪刃雄(武隈)と3勝0敗同士の対決を制し、勝ち越しを決めた。突っ張って距離を取ろうとする相手に潜り込み、左上手を取って揺さぶると、体勢を崩した相手を押し出した。

「密着すれば手は出せないので相手の動きを止めて、ずらして押せた。流れが良かった」と納得の表情だった。

 自己最高位で臨み、24年春場所で幕下最下位格付け出しで初土俵を踏んで以来、初めてストレートの勝ち越しを決めた。先場所でしこ名を松井から「嵐のような暴れる相撲で」との思いを込めて、嵐富士に改めた21歳。「勝ち越しで嵐を起こせているか」との問いに、「まだこれからですね」と落ち着いた口調で語った。「一番はホッとしているけど、あと3番で来場所の番付も変わってくるので。勝ち越しだから気を抜くのではなく、攻めて自分の相撲を取りたい」と表情を引き締めた。

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