◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者アンソニー・オラスクアガ (9回TKO) 同級6位・飯村樹輝弥●(3月15日、横浜BUNTAI)

 WBO世界フライ級タイトルマッチは王者アンソニー・オラスクアガ(27)=米国、帝拳=が挑戦者の同級6位・飯村樹輝弥(28)=角海老宝石=に9回1分19秒TKO勝ち。リングサイドで試合を見守った世界3階級制覇王者・中谷潤人(28)=M・T=が、親友の5度目の防衛を祝福した。

 「トニー(オラスクアガの愛称)は攻撃力が優れているし、途中でボクシングを調整する動きだったりが優れているから、なかなか崩しづらいだろうと思った。最後まで集中力を切らさず、セコンドの声もしっかりきいていた。たくさんの刺激をもらいました」と中谷。オラスクアガは中谷が中学卒業後、単身で米国武者修行をした時からの親友。切磋琢磨(せっさたくま)しながら、お互いを高め合ってきた。

 一方で、挑戦者の飯村の戦いぶりにも目をほそめた。「試合にかける思いというのが伝わってきた。トニーも言っていましたが、とてもタフ。そういう気持ちというのは、世界戦では大事な事だと思う」とたたえた。挑戦者の立場として、強いと言われる王者に向かう姿勢からも刺激を受けたという。

 中谷は5月2日、東京ドームで世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(32)=大橋=に挑戦する。今後は米国ロサンゼルスでスパーリングを中心とした強化キャンプを行う予定だ。

井上尚戦に向けては2月下旬から沖縄で走り込み合宿を行い、その後、スパーリングも再開。8戦全勝で昨年の全日本新人王を獲得した日本スーパーバンタム級12位の市原涼(23)=黒潮=相手に実戦練習を重ねている。

 「今日はしっかりパワーをもらいました。そのパワーを生かせるように、米国でも頑張ってきます」と中谷。打倒モンスターに向けて気合を入れていた。

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