卓球 ◇WTTチャンピオンズ重慶 最終日(15日、中国・重慶)

 女子シングルス決勝が行われ、世界ランク8位の張本美和(木下グループ)が初優勝をつかんだ。世界ランク5位の蒯曼(かいばん、中国)を4―3のフルゲーム(11―6、9―11、7―11、11―9、11―6、9―11、11―5)の末に破った。

 WTTの大会でグランド・スマッシュなどに続く格付けの高いチャンピオンズで、張本は24年のモンペリエ大会で大藤沙月(ミキハウス)との決勝を演じ、25年のフランクフルト大会と合わせて過去2度の準優勝。“三度目の正直”で殻を打ち破り、初の頂点をつかんだ。

 準々決勝で世界ランク15位の石洵揺(中国)を4―2で破ると、準決勝は大藤沙月(ミキハウス)との日本勢対決。同2位・王曼昱(中国)をストレートで破った強敵を4―1で退け、決勝に進出。決勝では22歳の中国の若き主軸・蒯を打ち破った。

 コート上のインタビューで「チャンピオンズの決勝に今日で3回目。今年の1つの目標であるチャンピオンズ以上の大会で優勝することができたので、今はとってもうれしいです。もちろんチャンピオンズで優勝できたことは自信にしたいですけど、また新しく試合が始めれば、またゼロからのスタート。今日はしっかり喜んで、明日からはまた違う大会に向けて準備できたらいいと思います。出る大会は優勝を目指して頑張ります」と喜びを語った。

 1月の全日本選手権でシングルス初制覇し、史上初の「4冠」を果たした張本。今月1日のシンガポール・スマッシュでは女子ダブルスで早田ひな(日本生命)との「みわひな」ペアで日本勢初のグランド・スマッシュ制覇の快挙。

17歳のエースの躍進は止まらない。

 ◆張本 美和(はりもと・みわ)2008年6月16日、宮城・仙台市出身。17歳。Tリーグは木下アビエル神奈川所属。両親の影響で5歳上の兄・智和(トヨタ自動車)に続き卓球を始め、3歳で大会に初出場。24年は世界選手権、パリ五輪でともに団体銀メダル。アジア選手権は団体金、女子ダブルス銀。世界ランクは日本勢1番手の8位。右シェークドライブ型。身長166センチ。

編集部おすすめ