◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦10回戦 ●同級1位ノニト・ドネア(8回TKO)同級4位・増田陸〇(3月15日、横浜BUNTAI)

 WBA世界バンタム級挑戦者決定戦で、同級4位・増田陸(28)=帝拳=が元世界5階級制覇王者の同級1位ノニト・ドネア(43)=フィリピン=を8回TKOで下し、WBA王者への挑戦権を獲得した。7回終了間際、左ストレートでダウンを奪うと、8回にワンツーでたたみかけたところでドネア陣営からタオルが投げ込まれた。

 試合後会見の主な一問一答は以下の通り。

  ―宣言通りの完勝だった。

 「この試合に向けてしっかりと3か月積み上げてきた練習の成果が出た」

 ―ドネアとリング上で戦ってみて。

 「ラウンドを重ねるごとに、試合の終盤になってドネア選手の底力を感じながら戦っていました」

 ―次は世界挑戦。意気込みを。

 「必ず世界チャンピオンになります」

 ―相手陣営からタオルが入った瞬間。喜びを爆発していなかった。

 「一度ドネア選手を倒したが、その後だったり、もう少しきれいな勝ち方をしたかった。あとは、試合の中で練習していたものが半分出せたかなという感じだった。その反省しながら、ちょっと考えていた。ボクシングに対してどう感じているか思うところがあった」

 ―5ラウンドまで左を封印していた。

 「自分のペースを作ってリズムを作って、確実にパンチを当てていくプランで、慎重に右からボクシングを作っていく感じだった」

 ―リングサイドで堤チャンピオンが見ていた。

リング上からメッセージは送らなかったが。

 「意識してなかったです。どこにいるか分からなかったです。来ているのかなとは思っていたが、どこにいるかは全く意識していなかった」

 ―WBA王者への挑戦権を得た。堤戦が実現するかもしれない。

 「堤選手と再戦できるというのは個人的にも楽しみだが、誰が相手でも世界王者らしいボクシングができるようにこれから練習に取り組んでいきたい」

 ―ドネアがさすがだなと思ったところは?

 「やっぱりカウンターですよね。だいぶ削れていってたと思うが、後半になっても目が死んでいなかった。いつでも合わせてくる感じがあって、なかなかまとめきれなかった」

 ―右のリードの使い方について。

 「例えば一手目で当てにいってしまったり、単調な右の使い方じゃなく、多彩ないろんな使い方ができるように練習してきた。それが試合で出せた」

 ―ダウンを奪ったパンチの感触は。

 「抜けるような感じで、手応えはありました」

 ―ドネアに勝利したという達成感は?

 「少しずつ、ふつふつと実感しています」

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