大相撲の元大関・若嶋津の日高六男さんが15日、肺炎のため千葉県内の病院で死去した。69歳だった。

現役時代は「南海の黒ヒョウ」の愛称で親しまれ、優勝2度。引退後は年寄「松ケ根」を襲名して松ケ根部屋を設立し、元小結・松鳳山ら4人の幕内力士を育てた。元小結・松鳳山の松谷裕也さんがスポーツ報知の取材に応じ、師匠への思いを語った。

 松谷さんはこの日夕方、日高さんの妻・みづえさんから連絡を受け、訃報(ふほう)を知った。現役時代に師匠から何度も言われてきた言葉は「負けてもいいから、前に出ろ」。松谷さんは「その言葉があったから、三役まで上がれた。師匠でなければ、自分は関取にもなれなかったと思います」と振り返った。

 自身は22年夏場所後に現役を引退し、千葉・船橋市で焼き肉店「焼肉ホルモン 松鳳山」を開いた。相撲界からは離れたが、今も師匠の「前に出ろ」という言葉を胸に刻み、店に立っているという。「師匠がいたから自分の松鳳山という名前も大きくなって、このお店も松鳳山という名前でやらせてもらっている。最近はお会いできていなかったけど、本当に感謝しています」と故人をしのんだ。

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