大相撲の元大関・若嶋津の日高六男さんが15日、肺炎のため死去した。69歳だった。

現役時代は精かんな顔立ちから「南海の黒ヒョウ」と呼ばれ、188センチ、125キロからの強烈な投げで人気を博した。優勝2度を記録し、引退後は日本相撲協会理事を務めた。1985年9月には当時、同じ鹿児島出身の歌手、高田みづえさんと結婚し、話題を集めた。

 2021年12月に、若嶋津さんが師匠だった当時の二所ノ関部屋を継承した放駒親方(元関脇・玉乃島)がこの日、取材に応じた。幕下の勝負審判前に、みづえさんから先代の悲報を伝えられたという。「やっぱり悲しいです。僕にとっては命の恩人と言っても過言ではないです。優しさだったり、厳しさだったり、全てが憧れでした」と語った。

 部屋を継承した際に若嶋津さんから「自分の好きなようにやっていいんだよ」と掛けられた言葉が印象に残っているといい、「やっぱり僕はあの部屋が好きだったので、そのカラーを受け継ぎたいなと思いました。自分なりに色をつけてきたつもりですけれど、やっぱり基本はそこでした」と、目を潤ませながら話した。

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