◆WBC 準決勝 ドミニカ共和国―米国(15日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 米国代表のヘンダーソン内野手(オリオールズ)が「5番・三塁」で先発出場し、WBC準決勝のドミニカ共和国戦で豪快な同点弾を放った。1点ビハインドの4回先頭で先発右腕セベリーノの153キロのカットボールを完璧に捉えると、右中間に放り込んだ。

衝撃の一発に球場は騒然となった。さらに1死から代わった2番手左腕ソトから、7番アンソニー(Rソックス)が勝ち越しソロをバックスクリーン右横に放り込み、この回はソロ2発で逆転に成功した。

 スーパースター注目の2人が躍動した。試合前会見に出席した2度のMVPを誇るハーパーはこの日、「プレーを見ていると本当に楽しい。彼(アンソニー)とボビー(ウィット)は、これから長い間、このチームを牽引していくことになるだろう。ヘンダーソンも同様だ」と期待を込めていた。メジャー最強軍団を擁する両チームによる「史上最高の戦い」と注目度の高い一戦。主将ジャッジも会見で「これは子供のころに夢見るようなことです。最高の中の最高の選手たちとプレーすること。こちらには最高のチームがいて、向こうにも最高のチームがいます。裏庭でウィッフルボールをして遊んでいるときに思い描くようなもので、こういう瞬間を夢見るものなんです。だからフィールドに出るのが楽しみですし、今夜この試合が始まるのが楽しみです」と、目をぎらつかせていた。

 連覇を狙った前回23年大会では決勝で日本代表に敗れて準優勝に終わった米国代表。今回はMVP3度を誇るジャッジを主将に指名し、同2度のハーパーの「MVPコンビ」が、待望の初出場で中軸。捕手史上最多60発のローリー、大谷と本塁打王を争ったDHシュワバー、若きスター遊撃手ウィット、昨季35発のバクストンら爆発力は圧倒的。さらに投手陣も昨季サイ・ヤング賞に輝いたスキーンズ(パイレーツ)、スクバル(タイガース)の2人を据え、投打で紛れもない史上最強軍団となっている。

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