◆WBC 準決勝 ドミニカ共和国―米国(15日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 昨年のサイ・ヤング賞右腕で米国のP・スキーンズ投手が、ドミニカ共和国との準決勝で先発し、1点リードの2―1で迎えた5回1死一、二塁のピンチを招いた場面で降板した。代わった2番手・ロジャース(ブルージェイズ)がソトを遊ゴロ併殺打に打ち取り、無失点。

スキーンズは4回1/3で71球を投げて、6安打1失点の内容だった。ベンチに引き揚げる際には拍手が送られ、ナインにはハイタッチで迎えられた。

 初回は幸先のいいスタートを切った。先頭タティスを左飛、マルテを二飛、ソトを二ゴロに打ち取り、3人で抑えた。だが、迎えた2回、簡単に2死を奪ったあと、ドミニカ共和国6番のカミネロに浮いたスライダーを捉えられた。左翼席への先制ソロを献上。米国は追いかける展開となった。

 だが、米国が誇る強力打線は4回にヘンダーソンの同点弾で追いつくと、1死からはアンソニーにもバックスクリーン右横に飛び込むソロが飛び出し、逆転に成功していた。

 ドミニカ共和国は1次Rで4戦13発41得点と空前の強打を発揮して、4連勝で突破。タティス、ソト、ゲレロらメジャーのスターが並ぶ打線は迫力十分で、米国とともに優勝候補に挙げられている強豪だ。準々決勝でも猛打と好走塁で韓国に10得点の大勝。世界一へ順調に歩みを進めている。

 WBC初出場の最強右腕スキーンズは、9日のメキシコ戦でデビューを飾り、4回を投げ、1安打無失点7奪三振と上々の内容を見せていた。憧れていた舞台での躍動。最初にWBCを観戦したのが、米国が初優勝した2017年だという右腕は「伝説的な大会だった」と回顧し、代表チームの一員としてプレーする現在を「これ以上求めるものがないほどに全てが素晴らしい」と充実感をにじませていた。

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