大相撲春場所9日目(16日、エディオンアリーナ大阪)  

 大相撲の元大関・若嶋津の日高六男さんが肺炎のため死去してから一夜明けた16日、若嶋津さんが師匠だった当時の二所ノ関部屋を2021年12月に継承した放駒親方(元関脇・玉乃島)が、大相撲春場所9日目が行われたエディオンアリーナ大阪で取材に応じた。「今日になって葬儀など現実的なことを考えたら昨日より受け止められなくなっている」と目に涙を浮かべた。

 8日目は幕内・一山本(放駒)、十両・島津海(同)には悲報を伝えなかった。それでも島津海は締め込みをカナリア色から「若島津グリーン」と同じ緑色に変えていた。取り直しの末に敗れたが、同郷・鹿児島の師匠への思いを背負って戦った。同親方は「ぐっとくるものがあった」と声を詰まらせた。

 最後に会ったのは約3年前。「なかなかお会いできなかった。最後にお目にかかりたいという気持ちもある」と思いの丈を述べた。継承するときに「自分の好きなようにやってほしいといわれた。家族みたいに温かい部屋だったので受け継いでいきたい」と話した。

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