プロボクシングWBC世界ライトフライ級新チャンピンの岩田翔吉(30)=帝拳=が16日、都内の所属ジムで王座獲得から一夜明け、喜びの会見を行った。15日(横浜BUNTAI)にチャンピオンのノックアウト・CPフレッシュマート(35)=タイ=を8回負傷判定で破り、1年ぶりの王座返り咲きに成功。

負ければ後がない崖っぷちの状態から見事にベルトを奪取した。

 「ほっとしている。試合を映像で見て、練習してきたことが出せてよかった。21年間の格闘技人生で一番集中して練習できた」と振り返った。一点、不満だったのが「4ラウンドでノックアウトが左目上をカットしたのはバッティングと判断されたが、ヒッティングだと思う。映像を見ても頭は当たっていない」とパンチでのカットを強調。8回のストップがパンチでの負傷ならばTKO勝ちだっただけに、残念がった。

 足を使うスタイルでノックアウトを完封した。田中繊大トレーナーも「今回は、岩田がかつてやっていたスタイルを思い出させて試合に臨ませることがテーマだった。その通りのボクシングをしてくれた」と、アマ時代にやっていた足を使うスタイルを取り戻し、WBO王座に続き2つ目のベルトを手にすることに成功した。格闘技を始めた頃の恩師でもある山本”KID”徳郁さん(享年41)の誕生日(3月15日)という特別な日に王座返り咲き。日にちは未定だが、「墓前に勝利報告に行きます」という。

 注目される初防衛戦は7月か9月に指名試合(1位挑戦者)となり、相手は休養王者のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)か、1位のエリク・バディージョ(メキシコ)を予定している。「自分にしか出せない色を出せるチャンピオンになっていきたい。試合を見ている人が、胸を熱くする試合をしていきたい」と今後への抱負を口にした。

編集部おすすめ