兵庫県加古川市は、数多くの古墳や古刹(こさつ)が残されており、聖徳太子ゆかりの地として歴史深いまちとしても知られている。なかでも587年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われる「鶴林寺(かくりんじ)」には、平安・室町時代の国宝・重要文化財の建築物や仏像、工芸品が数多く残されている。

深い歴史を誇る鶴林寺の最大行事である、「聖徳太子会式(通称「お太子さん」)」が、聖徳太子の御命日法要(中日)を中心とした3日間にわたり開催。20日は春彼岸法要、21日は聖徳太子報恩法要があり、22日は大般若経転読法要の後、午後2時から大護摩が焚かれ、火渡りに参加できる。

 鶴林寺は587年、聖徳太子が16歳のとき、仏教を広めるための道場として建立されたと言われている。釈迦三尊と四天王をまつり、「四天王寺聖霊院」と称されたのがこの寺のはじまりといわれ、「播磨の法隆寺」とも呼ばれている。念を振り落とし、新たな自分に生まれ変わる「ふりきる門」など、新しいパワースポットも人気を集める、加古川市が世界に誇る名所となっている。

 春彼岸会(はるひがんえ)では先祖供養を、大般若転読法要(だいはんにゃてんどくほうよう)では、大般若経六百巻を独特の作法で読みあげる祈願法要を行い、採灯護摩供(さいとうごまく)では付近の行者衆が一堂に会して世界平和と人々の心願成就を祈る。おわりには火渡りに参加が可能。また、境内には屋台が多く出て、京都報音舎による仏教書籍や墨蹟などの展示販売も旧宝物館にて行われる。

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