7人組ガールズグループ・HANAのインタビュー企画、第2弾は変幻自在の魅力を携えたMAHINA。7日にスタートした初のホールツアーについては「最初は不安もあったけど、HONEYs(ハニーズ=ファンの総称)の熱を肌で感じられて最高だった」と振り返った。

1月にリリースしたニューシングル「Cold Night」には「小さい頃からチアダンスをやっていたから、歌詞に共感できる」とも。未経験だったラップに挑戦した時の心境やデビューまでの苦労、メンバーについても聞いた。

 全国17都市(25公演)を回るホールツアー「Born to Bloom」が7日、愛知県芸術劇場でスタートした。初の単独ツアーはファンの体温を感じるステージになったようだ。

 「初日は『うまくできるだろうか』という不安もちょっとありました。でもオープニング映像の時からハニーズの方が、私たちメンバーの名前で呼んでくれたり『楽しみ』と言ってくれている声が聞こえてうれしかったです。1曲目を歌う時にはうっすら泣いていらっしゃる方がいたりして、みなさんの思いを感じました」

 ―ステージから見えるんだ。

 「はい。めちゃくちゃ見えます。ステージからの風景はいつも感動しています。『私たちの音楽を待ってくださっている方がこんなにもいらっしゃるんだ』と毎回肌で感じます。あと単独ライブは他のイベントと違って、ファンの方の熱に圧倒されますね。

熱い皆さんに向けて私たちの全部の力を出し切るので疲れますが、それによって達成できたというのも感じます」

 2月に発売されたアルバムに収録された「Cold Night」(アニメ「メダリスト」シーズン第2期オープニング主題歌)には、ちょっと思い入れがあるようだ。

 「私、ちっちゃい頃からチアダンスをやっていて、この楽曲にはチアダンっぽい雰囲気が結構含まれているんです。サビを聴いた瞬間に昔を思い出しました。昔の自分がこの曲を聴いたら、泣いちゃったり、勇気をもらったんだろうなって。チアダンやっていた自分と重ねて、毎回『すごい感動する楽曲だな』と思いながら歌っています」

 5歳からダンスを始め、高校生の時に「No No Girls」オーディション(ノノガ)に出会った。

 「2人の姉の影響でチアダンスを始め、チアの基礎としてバレエとヒップホップ、ジャズダンスのレッスンを受けて、自分はヒップホップが好きということに気づきました。中学でバレーボール部に入部して、ヒップホップとバレーを中3まできっちりやって高校に進学しました。高校ではダンス一本です。その頃、いろんなアーティストさんのライブを見て『私もいつかステージからの風景を見てみたい』ぐらいの思いしかなかったんですが、そんな話をお母さんにしたら『じゃあオーディション受けてみる?』と言われたんです」

 ―お母さんが背中を押したんだ。

 「はい。ダンスをやっていたし『歌はやっていなかったけど挑戦するか』となって、いろいろなオーディションを受けました。でも受かっても(次の審査の日には)必ず熱が出る。

神様が『行くな』と言っているぐらい毎回熱が出ましたね。それで普通に高校で勉強を頑張ろうと思っていた時、お母さんが『これ最後に受けてみない』と持ってきたのがノノガでした」

 ノノガの3次審査が人生の転機となった。プロデューサーのちゃんみなから一度は落選を告げられたが、未経験のラップによる3・5次審査を突破し道を開いた。

 「自分はラップをあまり聴かない人だったので『ラップとは何だろう』からのスタートでした。学校もあって夜にしか練習できないので、家のお風呂とか近くにある公民館の狭いスタジオを借りて1人で練習していました。本番では自分が審査されるとは思ってなくて『ちゃんみなさんはどう受け取ってくれるのかな』みたいな気持ちでした」

 ファイナルで名前を呼ばれ「え~ん」と泣きベソを浮かべたシーンは、今でも語り草になっている。

 「『そんなこと言っていない』と思ったんですけどやっぱり言ってましたね(笑)。名前を呼ばれた時は、デビューすることが一種のゴールでもあったので、まだまだその先があるのは知っていましたが、デビューしないことには先に行けないから本当にうれしかった。言葉に表せないぐらい…」

 ボーカル未経験での挑戦だったが、スキルは確実に上がっている。

 「昔の映像を見ると『ウワッ』ってなりますね(笑)。オーディションの時からは確実に成長したと思います。それも学べる環境にあったからです。

歌がうまいメンバーがたくさんいるから『どうやって歌っているの』とか聞いています。もちろん自分でも調べますが、誰かいればすぐに聞く。あと音楽は常に聴いています」

 明るくて物おじしない。根っからの表現者だが、未経験だったラップへの挑戦で見せたポテンシャルの高さも魅力である。(国分 敦)

 ◆MAHINAから見たメンバー

 ▼CHIKA「真面目で、一回注意されたことはやらないように心掛けていますね。それに一人ひとりのスタッフさんの名前をメモしたりもしてくれます」

 ▼NAOKO「シンプルに優しい。人の心や繊細な部分を大切にしてくれる。優しいけどパフォーマンスはこっちが圧倒されるほどの『実力の暴力』の持ち主」

 ▼JISOO「お姉ちゃん気質だけど時に甘えてくる。負けず嫌いで自分のミスを許せないタイプだったけど、最近はふざけてくるから、かわいらしいです」

 ▼YURI「自分の芯を持っていて『自分はこうだから』と意見を言える。でも寂しがり屋で『一緒にいて』と言ってくるかわいい一面もあります」

 ▼MOMOKA「めちゃくちゃ明るいけどすごく繊細なところもある。お姉さん気質でいろんなこと知っているから『これはこうだよ』といろいろ教えてくれます」

 ▼KOHARU「彼女は負けず嫌い。じゃんけんで負けた時ですら『いや負けてないし』になる。

でもそれがあるからこそ、今のKOHARUを作っている」

 ◆MAHINA(マヒナ)3月25日生まれ。3次審査で一度は落選するも、プロデューサーのちゃんみなからラップ審査を提案され、ラップ未経験ながらデビューを勝ち取る。グループ内でも愛されキャラ。

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